
土潤溽暑 【七十二候】
こんばんは。 横浜のAromatherapy Space Bon Voyage 高崎綾乃です。 大暑の次候(2017年7月28日~8月1日) 「土潤溽暑(つちうるおいてむしあつし)」 溽暑(じゅくしょ)は蒸し暑いこと。 草いきれ(草熱、草蒸、草息れ)という言葉の方がイメージしやすいでしょうか。 暑い中、もわっと感じる土と緑の濃く力強い匂いを 嗅覚と触覚、そして視覚で感じることがあります。 …要するに、むせかえるような熱気と匂い、まとわりつく暑さ^^; 草いきれとは、高温多湿の中、生い茂った草むらから立つ熱気や匂いのこと。 植物は、葉から水分を発散させることで、汗を出して体温を下げ、そして代謝を上げ土からしっかりと水分を吸い上げています。 とってもムシムシした暑さに辟易していても、草いきれを感じるその瞬間、周りも自分も生きていることを強く感じる。 そんな時、私はちょっと嬉しくなります。 生きることは大変です。 楽して生きていける人は誰もいないから。 でも、大変な中でもみんな力強く生きている。 悩んで泣いて笑って。 みんな一生懸命生きている。 すごい

夏の土用の丑湯
おはようございます。 横浜のAromatherapy Space Bon Voyage 高崎綾乃です。 本日7月25日は、”夏の”土用の丑の日。 ”夏”を強調したのは、季節ごとに土用があるから。 そもそも土用とは、 「土旺用事(どおうようじ)」の略で「立春・立夏・立秋・立冬」の前の約18日間を言います。 一般的には、立秋前の夏土用を指しますが、上記の通り年に4回巡ってくるものです。 丑の日は十二支を割り当てた日。そのため年によっては、2回丑の日があることも。 今年は2回。「二の丑」と呼ぶ2度目の丑の日は、8月6日です。 夏の土用と言えば、やっぱり鰻!ですよね♡ 蒲焼も白焼きも!鰻茶漬けも鰻の佃煮も! どれも、大好き( *´艸`) 冬が旬の鰻をこの土用の丑の日に食べる風習を作ったと言われる平賀源内のお話は有名ですし、「う」のつく物を食べる方は多いと思いますが、今年はそれらにプラスして、丑湯(薬湯)に浸かって夏バテ防止や疲労回復を図ってはいかがでしょうか。 魔女たちも夏至に薬草を摘んでいましたね。 北欧の夏至の頃、そして日本の夏土用の頃は、植物の薬

大暑/桐始花結 【二十四節気/七十二候】
おはようございます 横浜のAromatherapy Space BonVoyage 高崎綾乃です。 今日7月23日からは二十四節気の大暑。1年で一番暑い時‼ 梅雨も明けて連日暑さが続く関東地方。 しばらく雨もなく、植物たちも少ししんなり気味です。 最近は、夕立というのがあまりない気がします。 各地で集中豪雨が発生し心配が募るばかりですが (/_;) 打ち水のような 日々ちょっとの夕立と雨上りの虹、そして夕焼け。 そんな日が多ければ人も植物も嬉しいと思うのですが… 大暑の初候は (2017年7月23日~27日) 「桐始花結(きりはじめてはなをむすぶ)」 桐の花が実を結ぶ頃。 とても成長が早く、軽くて湿気を通さないことなどから、古くから日本人の暮らしの近くにいて、箪笥や下駄、箏として使われてきました。 身近なところでは、500円硬貨に描かれています。 成長の早さもそれぞれ。 やはり、人も植物も、ですね。 それぞれのペースで1歩ずつ。 季節の流れが止まることはありません。1日1日ゆっくりでも確実に流れていく。 私も私のペースではありながらも止まらず

幸せの1本✾
こんばんは。 横浜のAromatherapy Space Bon Voyage 高崎綾乃です。 今日も息子ネタです( ´艸`) 制服の胸ポケットに1本のラベンダーを挿して帰ってきた中学校3年生男子✨ 「(下校)途中で見つけてさぁ」という彼に「ママにお土産~?」と聞くと「んな訳ないじゃん」と即答^-^; ええ、わかってますとも、違うって(笑) お友達と母の日一色のショッピングモールに出掛けて行った時ですら、妹がプレゼントをくれる横で「あー今日、母の日かぁ。忘れてた。」で終わる貴方ですから。 小さい頃はいっぱいお手紙くれたのに^-^; いえね、いいんです。母へのお土産じゃなくても(笑) ラベンダーが咲いていることに気付き、 それを楽しむ感性を持てていることが、何より嬉しいのです(*^^*) 赤ちゃんの頃から、夕焼けに心を奪われ、お花探しをし、風に乗りたいね とお話しをして。そんな時間を一緒に楽しんできました。 ママへであってもなくても、日々の暮らしの中で五感をしっかり使い、楽しみ喜びをしっかり感じ、笑顔でいてくれれば、母は幸せなのです♡

鷹乃学習 【七十二候】
こんばんは。 横浜のAromatherapy Space Bon Voyage 高崎綾乃です。 小暑の末候 (2017年7月17日~21日) 「鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)」 鷹のヒナが独り立ちのために、飛び方や獲物の捕り方を習い始める頃。 猛禽類は他の小さな鳥たちに比べて、孵化や巣立ちまでの期間が長いとのこと。 産卵個体数が少ないからでしょうか。 一緒に飛ぶことを重ねるうちに、親鳥は徐々に子どもとの距離を広げていくのでしょう。 そして親鳥に見守られて巣立っていく。 人間もその期間は鳥たちに比べてはるかに長いものの、同じ流れを経ていきます。 複雑な脳に進化した人間は、その間の過程や悩みも複雑。 我が家も巣立ちの準備を続けている中学生に寄り添ったり離れたりしている最中です。 年長さんからずっとサッカーを続けてきた運動大好きだった息子。 小学校高学年でのハードな動きで無理を重ねたことに加え、中学校に入ってすぐの体育で跳び箱の大技に失敗したことが引き金となり、腰椎の分離症になってしまいました。 簡単に言うと、腰骨の骨折(>_<) それからは

人と自然への感性を育む ~アロマ講座~
こんばんは。 横浜のAromatherapy Space Bon Voyage 高崎綾乃です。 3連休初日に開催したプラムネット株式会社さん主催の季節のアロマ講座夏編が無事に終了しました。 間接照明の明かりが灯り、さらにはテントも設営されている贅沢空間の会場で アロマテラピーの基本を押さえながら、子どもたちに活用していくためのご提案もさせていただきました。 普段、いかに嗅覚を使っていなかったのかよくわかった!との声がありましたが、それは 脳の「削除」という働きによるものかもしれませんね。 感覚はしっかり意識して使うほどに研ぎ澄まされていきます。 そうすることで、あなたの意識と無意識が上手くタッグを組み、本来のあなた自身が目覚めていくのです。 アロマテラピーはひとつの方法です。 基本を押さえていれば、安全に且つ有効に、あなたならではのアロマテラピーを行うことができます。 あなたの手で、大切な人を、あなた自身を 感じ、守り、育むことができるようになります。 次回は9月。秋編です。 お子さんに関わる方以外でも、あなたのための選択をたくさんお持ち帰りいた

腹痛…
こんばんは。 横浜のAromatherapy Space Bon Voyage 高崎綾乃です。 今日は久しぶりの何もない休日。 子どもたちと家でのんびり過ごしていました。 が…夕方から腹痛で、ようやく先ほど復活💦 今日のは、明らかに内蔵の冷えが原因。 子どもの頃から、不調はいつもお腹からでしたが サードメディスン・チェックを続けていると 余計に自分の傾向がわかります。 先月の終わり頃から腹痛持ち?が続いていて 先週は腸がよじれるような激痛が治まらず…(>_<) 翌日まで引きずる状態でした。 さすがにそんな時はなかなかチェックや対策も取れず 身動きできませんでしたが 今日はチェックできないまでも普段の傾向と今の状況から 必要であろう対策を取りました。 熱~いお風呂にマンダリンのバスソルトを入れて入浴。 そして、なんとか作った夕食は簡単な根菜のスープ。 お陰で復活 !(^^)! サードメディスンはバイタルチェック。 数分のチェックで心身の状態を見ることができます。 さらには、そのバランスを保つために 今の自分に本当に必要な対策は何なのかもわかっちゃ

温風至&蓮始開【七十二候】
こんばんは。 横浜のAromatherapy Space Bon Voyage 高崎綾乃です。 小暑が始まり早5日。 既に次候に入っています。 初候(2017/7/7~7/11) 「温風至(あつかぜいたる)」 次候(2017/7/12~7/16) 「蓮始開(はすはじめてひらく)」 初候は南からの熱を持った風が吹いてきていよいよ夏本番を感じる頃。 ここのところの連日の夏日で、体調を崩されたりしていませんか? 子どもたちはプールにアイス、さっそく夏を楽しんでいます。 今日からの次候は、蓮の花が咲く頃。 泥の中に眠っていた蓮が早朝に顔を出し、優雅な花を咲かせます。 バラなどと同じように、早朝の開花したばかりの時間が一番香り高いとき。 昔テレビで見た、べトナムでの蓮茶づくりがとても印象に残っています。 まだ霧深い中、蓮の池をボートに乗って進んでいくのです。 そして開花直前のつぼみにお茶を詰め、蓮の香りをお茶に移すのです。 蓮茶をいただくときにはいつも思い出す映像です。 暑い中、ついつい冷たいものを飲みたくなりますが 香り高い蓮茶で、少し特別な時間を過ご

小暑、そして七夕 【二十四節気】
こんばんは。 横浜のAromatherapy Space Bon Voyage 高崎綾乃です。 今日は七夕☆彡 今夜はお月様が綺麗に輝いている分、残念ながら天の川はよく見えませんが、 きっと彦星さまと織姫さまは一緒に過ごされていることでしょう。 今日から季節は夏至から小暑へ。 本格的な暑さを迎える少し前の頃です。 皆さまの夏支度は済みましたか? 我が家の夏支度は、梅仕事と紫蘇ジュース作り。 実はここ2年ほど、夏支度のないまま夏を迎えていました。 梅仕事は今年も手をつけることが出来ませんでしたが、 久しぶりに例年の1/4ほどの量の紫蘇ジュースを作りました。 それまでは伯母が段ボールいっぱいに送ってくれる赤紫蘇を使い、12ℓ前後作っていました。 子どもたちは、この紫蘇ジュースと梅シロップを夏の飲み物として育ちました。 私もまた、小さい頃から大好きでした。 自分が子どもの頃に味わっていたものを、その子ども達が同じように味わう。 味を紡いでいける、ということはとても嬉しいこと。 とてもささやかな、でもとても大きな幸せです。 暑さに向かう前の、星の煌めく

半夏生 【七十二候】
こんばんは。 横浜のAromatherapy Space Bon Voyage 高崎綾乃です。 夏至の末候(2017/7/1~7/6) 「半夏生(はんげしょうず)」 半夏が生ずる頃であり、田植えを終わらせる頃。 半夏って半夏生(はんげしょう)のこと? 関西の方は「タコ!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。 半夏と半夏生、それぞれ別の植物。 こちらもややこしいですね💦 半夏は、サトイモ科の烏柄杓(カラスビシャク)という薬草。 別名に「蛇の枕(へびのまくら)」や「狐の蝋燭(きつねのろうそく)」とあるようにとても変わった姿をしています。 残念ながら、私は実物をみたことがありませんが、漢方として身近に使われています。 半夏瀉心湯や半夏厚朴湯などの名前を見たことがある方もいらっしゃるでしょう。 私もお世話になったことがあります^^; 一方、半夏生は「半化粧(はんげしょう)」「片白草(かたしろぐさ)」とも呼ばれるドクダミ科の植物。 こちらの方が目にする気がします。 花の時期になると、葉の一部が白くお化粧をしたようになるのです。 虫を呼ぶためで、花