半夏生 【七十二候】

こんばんは。
横浜のAromatherapy Space Bon Voyage 高崎綾乃です。
夏至の末候(2017/7/1~7/6)
「半夏生(はんげしょうず)」
半夏が生ずる頃であり、田植えを終わらせる頃。
半夏って半夏生(はんげしょう)のこと?
関西の方は「タコ!」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
半夏と半夏生、それぞれ別の植物。
こちらもややこしいですね💦
半夏は、サトイモ科の烏柄杓(カラスビシャク)という薬草。
別名に「蛇の枕(へびのまくら)」や「狐の蝋燭(きつねのろうそく)」とあるようにとても変わった姿をしています。
残念ながら、私は実物をみたことがありませんが、漢方として身近に使われています。
半夏瀉心湯や半夏厚朴湯などの名前を見たことがある方もいらっしゃるでしょう。
私もお世話になったことがあります^^;

一方、半夏生は「半化粧(はんげしょう)」「片白草(かたしろぐさ)」とも呼ばれるドクダミ科の植物。
こちらの方が目にする気がします。
花の時期になると、葉の一部が白くお化粧をしたようになるのです。
虫を呼ぶためで、花期が過ぎるとまた緑色に戻るそうです。
更新が遅くなり、15日間の夏至も今日で終わり。
この時期に降る雨を半夏雨(はんげあめ)といい、大雨になることが多いとも言われています。
半夏雨。悲しいことに今年は大きな被害が出てしまいました。
被害に遭われた方々へお悔やみ申し上げると同時に
一刻も早く平穏が戻りますことをお祈り申し上げます。